経営管理大学院は3月12日(火)にプルータス寄附講座特別セミナー「企業価値評価の新潮流」を開催しました。昨年8月に経済産業省から「企業買収における行動指針」が公表され、実務にも適用されています。TOBやMBOを含むM&Aの件数も増加しており、公正なM&A手続きや企業価値評価について議論することを目的として,セミナーが開催されました。
前半では,株式会社プルータス・コンサルティングの代表取締役社長・野口真人氏(経営管理大学院特命教授)より「『企業買収における行動指針』下における企業価値評価の重要性」,同社常務取締役・山田昌史氏より「二つの指針をめぐる企業買収のあり方と対象会社が直面する課題~企業価値にどう向き合うか~」のタイトルで基調講演がありました。
セミナーの後半では,経済産業省経済産業政策局産業組織課長・中西友昭氏,森・濱田松本法律事務所弁護士・石綿学氏に野口氏を交えたパネルディスカッションが行われました。パネルディスカッションでは,企業買収における行動指針の策定目的と実務への影響,MBO・TOBや株価を巡る訴訟などについて,活発な議論が行われました。
ウェビナーには約200名の参加があり,有意義なセミナーとなりました。
プルータス・コンサルティング寄附講座
https://www.gsm.kyoto-u.ac.jp/collaborative-research/plutus/