経営管理大学院は11月15日(金)に京大MBA短期集中講座の特別セッション「M&Aと企業価値の向上」を開催しました。
最初に株式会社SHIFTグループ経営推進部部長の小島秀毅 氏から「SHIFT流M&A/PMIの型化」のタイトルで講演がありました。SHIFT社は事業会社としては年間で最も多くのM&Aを成功させてきた会社です。小島氏は、データの蓄積、成功パターンと失敗パターンの徹底的な分析、型化と再現性の重視などがその理由であることを解説しました。
次いで、経済産業省経済産業政策局産業組織課の中西友昭 課長より「上場企業の企業価値向上に向けた取組」のタイトルで講演がありました。「公正なM&Aの在り方に関する指針」「企業買収における行動指針」などの指針の制定とその背景、期待される効果について説明があった後、日本政府が近年進めてきたコーポレートガバナンス改革の原点は日本企業の「稼ぐ力」の向上であることを解説されました。
最後に、お二人と経営管理大学院教授の砂川による対談がありました。参加者は約80名、質疑応答も活発で、盛況な講演会となりました。