教員紹介

教員紹介 2021.06.14

2021年度 新任教員のご紹介:末長 英里子 特定助教

京都大学経営管理大学院では、2021年度新たに6名の専任教員を迎えました。
当院の個性豊かな教員をご紹介します。


特定助教 末長 英里子(すえなが えりこ)

 アート・コミュニケーションデザインと組織経営寄附講座

 


【GSM着任以前のバックグラウンド】
京都大学の卒業生です。2016年3月に農学部を卒業、2019年3月に大学院農学研究科を修了しました。
学部4年生の頃からなぜか「演劇と教育」に関心がわき、大学院入学後、蓮行先生が代表をされていた「劇団衛星」にアルバイトの形で関わることとなりました。大学院修了後もそのまま関心が続き、今年の4月に京都大学に着任するまでは、演劇関連のプロジェクトの企画・運営に携わっていました。

【専門分野、研究内容】
演劇をはじめとするアートの活動を組織・集団に取り入れることで、組織の風土やメンバーの行動にどのような変化が生じるのかに関心があります。
どちらかというと、研究者というよりは実践者としてのアイデンティティが強いので、研究よりも「実践」に重きを置きがちなのですが…。さまざまな専門の先生方に助言を頂きつつ、研究としても深めていきたいです。

【メッセージ】
私自身、大学生まではそれほど文化芸術に関心があったわけではありませんし、学部4年生の頃に劇団でバイトを始めたのも、「アーティストの人たちって関わったことがなかったし、覗いてみると面白そうかも」という単純な動機でした。ただ、アートというものを媒介にさまざまな方との関わりを得られたことで、自分の視野は大きく広がったと感じています。
最近ではビジネス領域でもアートシンキングへの注目が高まっていますが、複雑で変化の激しい社会において、アートやアーティストに触れることはなんとなく楽しく、刺激的で、価値あることと思っています。
私の所属する寄附講座は、2021年度中は科目提供をしていないのですが、2022年4月からは科目の提供を開始する予定です。今年度は科目設置に向けて準備を進めつつ、イベントを企画していくので、「アート」という、よくわからないものに触れてみたい方は、ぜひご参加いただけたらと思います!

関連リンク:
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