研究

研究 2024.05.31

海外駐在員のバウンダリー・スパニング活動に関するLIUTING 准教授、関口倫紀 教授とQin Jiayin ジュニアリサーチャーの国際共著論文が、Journal of International Business Studiesに掲載されました

海外駐在員のバウンダリー・スパニング活動(Expatriates’ Boundary-Spanning)に関するLIUTING准教授、関口倫紀教授とQin Jiayinジュニアリサーチャーの国際共著論文が、経営学のトップジャーナルの1つであるJournal of International Business Studiesに掲載されました。この論文では、海外駐在員のバウンダリー・スパニング活動にはポジティブな効果のみならずネガティブな効果もあるという「両刃の剣効果」を示しました。具体的には、海外駐在員のバウンダリー・スパニング活動は、海外駐在員と現地従業員との相互信頼の醸成によって多国籍企業としての一体感を高める効果がある一方、海外駐在員が担う特殊な役割に起因するストレスや感情的疲労によって現地従業員集団から孤立する可能性があることが明らかになりました。

論文情報:
Liu, T., Sekiguchi, T., Qin, J., & Shen, Y. X. (2024). Expatriates’ boundary-spanning: double-edged effects in multinational enterprises. Journal of International Business Studies, 1-13.