安達貴教 教授は、『日本経済新聞』2025年2月17日朝刊「経済教室」欄に、値上げの経済理論に関して寄稿しました。ここ最近の日本経済に生じた大きな変化の一つであるインフレーションに対する関心が高まる中、安達 教授自身の専門である産業組織論・競争政策論の視点から、企業の価格決定行動を読み解くための基本的な視点を解説する内容です。とりわけ、個々の財やサービスの価格の水準については「需要の価格半弾力性」が、価格の変化や転嫁については「需要の曲率」が鍵となる点を、一般読者向けに分かりやすく説いています。また、今後は、作為的な利幅に関しての理解を深めていくことが学術的にも政策的にも重要である点にも言及しました。
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO86724820U5A210C2KE8000/
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