山田仁一郎 教授は、『日本経済新聞』2025年2月12日朝刊「経済教室」に、経営革新に関して寄稿し、下記を論じました。
日本の1人あたり国内総生産(GDP)の低迷が議論されている中、日本ではガバナンス改革が進んでいるものの、依然として手続き的な側面が強く、競争力強化には十分に結びついていない。特に成長から成熟への移行期には、硬直化した組織文化や内部昇進の慣行がリスク回避を助長し、戦略的な革新が阻害される傾向がある。企業が象徴的な改革にとどまらず、経営者の選任を含めた統治の仕組みを適切に変化させ、戦略的革新を促すガバナンスを構築できるかが、今後の大きな課題である。
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https://www.nikkei.com/article/DGKKZO86637060Q5A210C2KE8000/