
京都大学経営管理大学院 経営研究センターと哲学的企業家研究寄附講座は、12月9日(火)、ユニクロでの経験やリヴァンプ創業を経て、ファミリーマートで現場起点の経営改革を推進された澤田貴司 氏をお迎えし、「現場起点の経営改革」をテーマとした講演会を開催しました。本講演では、同氏の豊富な実務経験に基づく具体的な事例と、リーダーシップ論の核心に迫る力強いメッセージが語られ、参加した学生・教員にとって非常に示唆に富む時間となりました。
澤田 氏は、伊藤忠商事での若手時代、フリース大ヒットを飛ばしたユニクロ時代、そして組織改革を断行したファミリーマート社長時代に至るまで、キャリアを通じて実践してきた「現場主義」「引き算の経営」「スピードと覚悟の意思決定」の重要性を語られました。
特に、ファミリーマート改革では、不採算店の閉鎖、希望退職制度の導入、複雑化したマニュアルの整理など、痛みを伴う構造改革を断行しつつ、現場の声を経営に反映させることで組織文化の変革を進めたプロセスが詳細に紹介されました。
また、「誰が正しいかではなく、何が正しいかを考える」「組織はリーダーで99.9%決まる」という同氏の言葉は、参加者に強い印象を残しました。
当日は約150名の参加者が来場し、「現場のリアルから生まれる経営改革」の重要性を再認識する機会となりました。
本セミナーは、佐山特命 教授が企画する「ビジネスセミナー」シリーズの一環として開催されたものであり、今回が2025年度最終回にあたります。


