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イベント報告 2025.06.21

シンポジウム「人類学 ✖️ ホスピタリティ」を開催しました

- 約300名が参加、異分野の対話が生み出す新たな視点 -

2025年5月29日(木)、東京・日本橋三井ホールにて、シンポジウム「人類学 ✖️ ホスピタリティ」を開催しました。本イベントは、インテグレイティド・ホスピタリティ(グリーンハウス)寄附講座の一環として、「人間とはなにか? デジタル化の進む現代におけるサービス業/ホスピタリティ産業の進む道とは?」という大きな問いを掲げて実施され、―企業関係者、学生、教職員、一般来場者など約300名が参加し、大いに賑わいました。

開会にあたっては、株式会社グリーンハウス代表取締役社長・田沼千秋 氏より主催者挨拶があり、来場者に向けて温かい歓迎の言葉が述べられました。

続いて、山極壽一 氏(総合地球環境学研究所 所長/前京都大学総長)と、菊地唯夫 氏(ロイヤルホールディングス株式会社 代表取締役会長/本学客員教授)が登壇し、それぞれの人類学とホスピタリティ経営という異なる領域から、「人間らしさとは何か」「テクノロジーが進む中での“もてなし”のあり方」といった本質的な問いに迫りました。

その後、関口倫紀 教授(京都大学経営管理大学院)の司会進行により、対談セッションが展開されました。人類学とサービス経営という異なる領域の知見が交差し、人類の進化、社会性、共感といった人類学的な観点と、ホスピタリティ業界における実践知が交差する内容にをめぐって多角的な視点が提示され、会場は深い関心と静かな熱気に包まれました。

閉会の挨拶は、澤邉紀生 院長(京都大学経営管理大学院)が務め、登壇者・来場者への感謝の言葉とともに、本学が今後も学術と実務の連携を通じて、社会に貢献する取り組みを継続していく旨が述べられました。

インテグレイティド・ホスピタリティ(グリーンハウス)寄附講座
https://www.ih.gsm.kyoto-u.ac.jp/aboutih/