京都大学経営管理大学院 経営研究センターと哲学的企業家研究寄附講座は、10月16日（木）、時計台記念館百周年記念ホールにて、GMOインターネットグループ代表の熊谷正寿 氏をお迎えし、インターネットインフラ、サイバーセキュリティ、AI・ロボティクスの最前線と、起業家としての実践知をテーマとするセミナーを開催しました。

講演前半では、AIとロボティクスがもたらす構造転換について、「ヒューマノイド元年」をキーワードに、経営・ガバナンス・組織文化への影響が語られました。AIを企業文化として浸透させる取り組みや、セキュリティを経営の根幹に据える重要性が強調されました。

後半では、「1冊の手帳で夢は必ずかなう」として、熊谷 氏の原体験に根ざした夢を言語化する経営について講演が行われました。モデレーターの佐山展生 特命教授を交えた質疑応答では、参加者から多くの質問が寄せられ、熊谷 氏の実務経験に基づく具体的なアドバイスや哲学的視点が共有され、活発な議論が展開されました。

当日は約400名の参加者が来場し、AI×ロボティクス時代における経営と人材の在り方を学ぶとともに、一人ひとりが自らの夢を言語化し、行動に移す重要性を再認識する機会となりました。

本セミナーは、佐山 特命教授が企画する「ビジネスセミナー」シリーズの一環として開催されたものであり、今回が2025年度第3回目にあたります。次回は、12月9日（火）にプロ経営者の澤田貴司 氏をゲストに迎え、今年度最終回として開催を予定しています。