研究

研究 2023.04.19

経営管理大学院・天草市・㈱パスコによるメタバースプロジェクト「宝の島・天草」実証プロジェクトを開始しました

本大学院附属経営研究センターと天草市は包括協定(平成23年締結)に基づく活動の一環として、(株)パスコの技術協力の下、デジタル技術を活用した文化遺産の保存とその活用に関する実証プロジェクトを開始しました。メタバースを使って有形・無形文化遺産を仮想空間内で融合させることで、記録保存資料の価値を高めるとともに、文化遺産のデジタル資料を活用した地域振興に貢献する新たなビジネスモデルの構築を目指します。

本プロジェクトでは、有形文化遺産をデジタル再現するほか、モーションキャプチャ(※)などのデジタル技術で“牛深ハイヤ”踊りなど無形文化遺産のデジタル化を行います。デジタル化した文化遺産の情報は、後世への記録として保存されるほか、天草市の広報活動や観光事業などへの活用が検討されます。

今後は、国の重要文化財に指定されている祇園橋の3次元モデル化に着手するとともに、活用方法を検討していきます。

※モーションキャプチャ:人間や動物の体にセンサーを取り付け、動きをコンピュータに取り込む技術

天草市HP
https://www.city.amakusa.kumamoto.jp/

(株)パスコHPプレスリリース
https://www.pasco.co.jp/press/2023/download/PPR20230413J.pdf