
内閣府が主催する「第6回日本オープンイノベーション大賞」において、本大学院ブレインヘルスケア・ビジネスエコシステム寄附講座が関わる「日本発の脳健康産業の創出に向けた“BHQ Actions~楽しく無理なく脳を健康にするための 18 の行動指針~”の社会実装」の取り組みが「選考委員会特別賞」を受賞しました。
日本オープンイノベーション大賞は、産官学が組織の壁を越えてイノベーション創出に挑戦するプロジェクトにおいて、今後のロールモデルとして期待される先導性や独創性の高い取り組みを政府が表彰するものです。本表彰は、イノベーション創出を巡る競争が国際的に激化する中、日本のオープンイノベーションのさらなる推進をめざして平成30年度にスタートしました。研究開発等の成果を迅速に社会実装し、社会課題の解決や新たな価値の創造につなげることが重要な課題となる中で注目されています。
このたび受賞した取り組みは、メンタルケア、認知症という社会課題に対して、国連の国際電気通信連合電気通信標準化部門により国際標準として承認された脳の健康指標Brain Healthcare Quotient(BHQ)に基づく行動指針「BHQ Actions」をまとめ、様々なステークホルダが連携できるオープンイノベーションプラットフォーム、ハブ機能を実現したものです。同指針は、脳を健康にするための運動や食事、睡眠等の内容を含み、科学的根拠に基づいた研究開発や商品開発を後押しする内容となっています。異分野の研究および民間企業、自治体と様々なステークホルダが連携している点が高く評価されました。
今後も、当講座は、オープンイノベーションの連携を通じて、科学的根拠や事業性確立などの補完を進め、メンタルケア、認知症という社会課題の解決を目指して参ります。

日本オープンイノベーション大賞
https://www8.cao.go.jp/cstp/openinnovation/prize/
BHQ Actions
https://www.bi-lab.org/bhq-actions