日本M&Aセンターホールディングス寄附講座

設置期間

2024年4月1日~2029年3月31日

寄附者

株式会社 日本M&Aセンターホールディングス

株式会社 日本M&Aセンターホールディングス

概要

日本において、未上場企業の企業評価(バリュエーション)に関する学術的な研究はほとんど進んでいないという現状があります。企業評価総合研究所は、中小企業のM&A取引と売買価格に関する豊富なデータを保有していることから、それらのデータを活用して、中小企業の企業価値やM&A取引に関する実証研究を行い、この領域で学術的に貢献することを目指しています。

本寄附講座では、企業評価に関する研究と教育を行います。研究においては、① 中小未上場企業のバリュエーションに関するデータ分析・実証研究、② ESGパフォーマンス(ESGP)を織り込んだ企業価値評価モデルの開発を行います。ESGPを取り入れた企業評価モデルは、京都大学経営管理大学院・砂川研究室がこれまで取り組んできたテーマでもあります。共同研究を通じ、学術的かつ実装的なESG企業価値評価モデルを開発し、その普及に取り組む予定です。

教育においては、京都大学経営管理大学院や経済学部にて実務経験や研究成果を取り入れた講義や、社会人向けのセミナーを開催します。これらの活動を通じて、企業価値評価やM&A、中小・中堅企業の事業承継やスタートアップのEXIT戦略等に関する知見を普及し、日本企業の企業価値の向上に貢献します。

関連資料

過去のプロジェクト